イニョプの道
放送途中ですがちょっとメモ JTBC 制作(2014/12〜2015/3) 原題: 하녀들 (下女たち)(英語の題:Maids [え?]) NHK BS での 奇皇后 以来の韓国ドラマ( 日本語Wikipedia ) 演出:조현탁(Cho Hyeontak) 第一話はディズニー映画ばりの演出、カメラワークで気合いが入っていました。 両班の家の中を下働きの人びとの生活も含め、彩り豊かに活き活きと描写していたということですね。 お話としては、主人公の父が陰謀により処刑され、家もお取り潰しになって、主人公は奴婢階級である下女になってしまうという展開になります(第三&四話)。 このドラマを見ていて思うのは、いい意味で描写がリアルなのかどうか混乱するということです。時代劇なんだけれど、どこか時代劇っぽさがない。極度に階級社会のはずなんだけれど、登場人物はそれを無視して「活き活き」と振舞っている。でも昔の話だからといって登場人物が時代劇のステレオタイプに沿って動くことを期待するのは、こちらの先入見で、ひょっとしたらこのドラマのほうがリアルなんじゃないかと考えて混乱するわけです。(台詞や演出も微妙に現代劇っぽさとのバランスをとっている気がします。)いろんな演出とか俳優さんのお芝居とかも含め、ここらへんは計算づくで作られているようで、気持ちがよいです。下女たちの「制服」も綺麗で、撮影や演出のせいか、登場人物も「近く」にいるように感じられます。