マケドニア語・ブルガリア語同時学習その8(ムード、受け身、条件文)
目次
ムード
「てもよい」「なければならない」あたりはロシア語では「無人称動詞」というものを使ったりするのですが、マケドニア語・ブルガリア語でもそれっぽいものがあるようです。
マケドニア語 | ブルガリア語 | クロアチア語 | ロシア語 | 意味 |
---|---|---|---|---|
mora da ... 無人称用法あり | trjabva da ... 無人称 | morati 人称あり treba ... 無人称 | dolʒen/nadə/nuʒnə ... 無人称 | ... なければならない |
moʒe da ... 人称あり | moʒe da ... 無人称用法あり | motɕi 人称あり | moʒnə ... 無人称 | ... てもよい/できる |
受け身
特別な受動態分詞を使います。受動態分詞は次のようにして作ります。
マケドニア語・ブルガリア語では、完了過去三人称単数に -n あるいは -t を付加して作ります。
クロアチア語では、現在語幹に -n, -(j)en あるいは -t を付加して作ります。
受け身構文は be 動詞+受動態分詞(+od/ot 動作者)です。
受動態分詞は、性・数によって変化します。
マケドニア語・ブルガリア語では、完了過去三人称単数に -n あるいは -t を付加して作ります。
クロアチア語では、現在語幹に -n, -(j)en あるいは -t を付加して作ります。
受け身構文は be 動詞+受動態分詞(+od/ot 動作者)です。
受動態分詞は、性・数によって変化します。
条件文
「もし...だったら(条件節)... するだろう(帰結節)」という構文です。帰結節については:
マケドニア語では「bi+過去完了能動分詞」という形を使うそうです。
ブルガリア語では「bija という動詞の完了過去+過去完了能動分詞」という形を使うそうです。
ブルガリア語では「bija という動詞の完了過去+過去完了能動分詞」という形を使うそうです。
クロアチア語では「be 動詞(biti)の完了過去+完了分詞」(👉その6)です。
実際、形を見るとマケドニア語・ブルガリア語の過去完了能動分詞とクロアチア語の完了分詞は元々は同じもののようです(概ね後に -l をつけ、性・数によって変化します)。
条件節を作るときの「助動詞」を比較しておきます。
条件節を作るときの「助動詞」を比較しておきます。
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