Kevin Sullivan 版「アン」シリーズ

最近見た Kevin Sullivan 版「アン」シリーズについてのメモ

  1. Anne of Green Gables (1985)
    Megan Follows 17才
    部分的には(例えばマリラのキャスティングとか)高畑版に酷似している。
    いちばん高畑版と違って見えるのはダイアナのキャスティングか。
    近所の奥さんたちが政治家の出席する集まりにいくところとか、当時の島の文化度を表しているように見える。働けば農民でも文化的な生活ができたすばらしいところだったように描かれている(「こんにちはアン(Before Green Gables)」や下記の 2008 年の作品ではたぶん意図的に当時の社会のダークサイドを描いている)。
    後半はアンとギルバートが秀才ぶりを競う話となる。

    ※マリラのセリフを聞いていると言語能力(皮肉の能力)はアンよりマリラのほうが秀逸 :-)

  2. The Sequel (1986)
    Megan Follows 18才
    学園の教師となるが、街の一族にいじめられるという、これも少女漫画ぽい展開。
    漫画ぽくコメディでもある。学園のシーンは「こんにちはアン」の孤児院のシーンを思い出させるところもある(もちろんこれは引用の順序が逆)。
    アンの幸福」に基づいているようだが、かなり違う話のようだ。
  3. The Continuing Story (1999)
    Megan Follows 31才
    途中から第一次大戦(1918年前後)になり、いきなり前線へ飛んで戦争映画に。
    夫たちが前線へ駆り出されるさまは、日本の戦中を描いたドラマを思い出させる。
    (家が大きいのとキスシーンが違うが)
    というか、こんな話、原作にない。アンの生まれたのが1860年代だとすると第一次大戦のころには60才近くになっているはずである...
    話はどんどん戦時スパイものっぽくなっていく。

    ここまで(1.〜3.)は全般的に文学的というよりドラマ的または漫画的展開(それが必ずしも悪いわけではないが)。
  4. A New Beginning (2008)
    主役キャストは Barbara Hershey と Hannah Endicott-Douglas(幼少時)に。
    第2次世界大戦後に作家のアンが幼少時を回想するという作りで、もう一つの「Before Green Gables」(同じ年に発表されている)となっている。妻を殺した容疑で父は行方不明となった(幼少時の)アンは一旦貧救院(poorhouse)に入れられるが、脱走し、母の友人の Louisa Thomas と共に彼女の死んだ夫の親で事業家の Mrs. Thomas のところで暮らすことになる。アンの父は労働組合のオルグとして姿を現す。
    第2次世界大戦後、父の死を知ったアンのところへ生き別れの弟が姿を現す。

最初の作品より後のものはしだいに2次作品色が強くなるのだが、オリジナル作品のファンはどう思っているのだろうか。少し検索した範囲ではあまり意見が見つからなかった。

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