SIMロックフリーWiFiルータ


今年3月まで外出時のネット環境としては Bic WiMax(+WiFiルータ)を使っていました。携帯はいわゆるガラケー。秋に Softbank の2年縛りの更新期が来るのでその時に全体的な通信環境の見直しをするつもりでしたが、3月頃にBic WiMaxが一回30分ぐらいしか繋がらなくなってきました。WiMax2への移行キャンペーンがはじまっていたので、古い規格の回線は「嫌がらせ」的に冷遇されたのかもしれません。秋に見直すことを考えると、その時点で2年縛りで WiMax2 に移行したくなかったので、代わりの安い回線を使う方法を探しました。一番簡単かつ安価な方法は、SIMを抜いて置いてあった iPhone4S(Softbank)にSIM下駄をはかせて簡易SIMアンロックをするということのようでした。そこで、スマートキングの SIM下駄を取り寄せ、OCNのSIMを買って iPhone に入れました。最初すんなりつながりませんでしたが、購入先に問い合わせたりしているうちに何とか接続に成功しました。
これでうまくいったら iPhone のファクトリーアンロックをし、秋以降に音声回線のSIMを買ってテザリングもと考えたのですが、電池の減りが速いため、諦めて WiFiルータ+SIM の生活に戻ることにしました。SIMロックがかかっているルータの回線は料金が高いので、上記で購入した OCN の SIM が使える SIMロックフリールータを探し、値段がそこそこ安く、軽い HUAWEI (华为) E5377を購入しました(欠点としては4Gでつながる周波数帯がやや少ないとのことです)。

SIMロックフリールータの利点の一つは、海外旅行時に SIM を切り替えて使えることです(音声非対応 SIM だとたいていローミングできないので、この機能は必須になってきます)。6月に海外に出る前に海外用の SIM を検討しました。現地で SIM を調達するのが通信コスト的には最も経済的なのかもしれませんが、バタバタしている空港などでどこでどうやって入手できるかわからない SIM を探すのは現実的ではなさそうなので、国内で調達できるものを探しました。実際、メジャーどころのオプションは多くなく、GigSky という会社のものを選びました。料金体系は、入国時に(接続テスト用の)10MBが無料、その後3日とか7日の期限で50MB(1200円)、175MB(3000円)など(国によって容量は異なる)の通信容量をクレジットカード引き落としでプリペイド購入します(今見たら日本は3日20MB、7日80MBだった :-()。実際にこれをドイツとスペインで利用してみました。SIMを交換したらもちろんルータの APN 設定を変える必要があります。別の国のネットワークに入ると、SIMが認識されて通信が可能になるまでしばらく時間がかかるようです。仕様上は容量の購入がなくても GigSky のサイトにだけは接続でき、容量の購入ができるはずなのですが、実際には意味不明のエラーメッセージをはきつづけてログインできないことがまま見られました。そういう場合には、待ちつづけるか別の WiFi に接続するかすることになりますが、後者のオプションがあるために、待ち続ければ確実にログインできるようになるかどうかはわかりませんでした。
最初の10MBはドイツでは2〜3時間持ちましたが、当然ながらあっという間に消えてしまうこともあります。今回はドイツとスペインでそれぞれ50MBを購入、移動中の最低限のネットアクセスに使用しました。一番役に立ったのは、夜おそめに宿を予約していない街に着き、はっと気づいて予約サイトのアプリで宿を予約できた時でした。

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