全羅南道(後半)(2016-04-14〜16)

前半より続く...

4月14日

宿の朝食は、自分で卵とトーストを調理するという形式で、この旅行最後の宿もそうだったので、韓国のゲストハウス系の宿では一般的な形式なのかもしれません。

ちなみに「トースト」も韓国の国民食の一つになっているらしい...
ここでは目玉焼きとパンを1.8枚食べることができたのですが、エキスポ駅が1km以上離れていて、よろつきながらタクシーに乗ればよかったと思いました。

エキスポ駅では、前日、船や島で出会った夫婦連れで旅行しているおじさんと再遭遇しました。「また会ったな!4回めじゃないか。ついてきているんじゃ...」とおじさんは言いましたが、正確には5回目でした。9:45発の高速列車KTXに17分乗って(₩8,400)近くの順天(Suncheon)市へ。タクシー乗り場でタクシーにバスターミナルへ行くよう頼むとすぐそこだと指差すので、そこまで歩いてみましたが、何もないので再度談笑している別のタクシーの技師様(運転手)に伺うと、そんなに近くもないようなので、乗せてもらいました。Google情報だと莞島(Wando)行きのバスは10:20発ということだったので焦りましたが、実は11:00発でした。(ところで、韓国のバスターミナルなどにある自販機の30円紙コップコーヒーは体調のせいかとても美味しいと感じ、何回もお世話になりました。)莞島(やはり本土とは橋で接続している)はかなり遠方で3時間ぐらいかかります(₩17,100)。バスの中は冷房がひどく効いていました。
14:30のフェリー(フェリー乗り場へはタクシー)で、さらに靑山島 (Cheongsando) へ向かいます(フェリー代:₩7,700:所要時間45分?)。


靑山島はドラマ「春のワルツ」などのロケ地として有名で、春は菜の花が見どころになります。案内所で聞くとWifiのある宿はないとのこと。Slow Citta をスローガンにしているのでネット禁止がポリシーなのかもしれません(ちなみに今回はいつも使っている GigSky SIMの接続がうまくいかなかったので移動中のネット接続はなしでした)。病状が悪化し、喘ぎながら港の前の小さな丘の階段を登るとペンション村があり、最初のペンションに空き部屋があったのでそこに泊まることにしました(ネットがないのでネット予約とかできないわけですね)(一泊₩50,000)。港と菜の花畑が一望できる新しくておしゃれなペンションの部屋に入ると、そのまま強いデジャヴを感じつつ昏睡し、日没近くに目が覚めました。宿の食事は「生鮮」すなわち生魚などだということで、遠慮し、力を振り絞って港のスーパーへ行って、ロールケーキ風菓子パン、ドーナツとバナナミルク、桃ゼリーを買って戻りました。しかし、もはやパンなどの固形物を嚥下する力はなくなってきており、再び昏睡に戻りました。
(私が報告できなかった情景についてはこちらのブログでも御覧ください。)
















4月15日

宿のワンちゃん
宿からの眺め
菜の花畑
































朝食の代わりに宿のおかみさんにオレンジを2つもらって、9:30発のフェリーで莞島へ...

警察のお世話になる!

実は前日島に着いたとき iPhone を紛失したことに気がついていたのですが、どこで紛失したかわからないので、保険申請のための書類をもらうために警察署にタクシーで行きました。

別棟受付の女性警官によると、紛失が船の中なら管轄は海洋警察(韓国の海洋警察はドラマや映画やニュースなどでいろいろ目立つ存在ですね)になるとのことでしたが、ともかく保険申告のための書類がほしいというと、2階の事務室に案内されました。

警察別棟内
そこでは、制服警官1人と、私服の警察官(?)2人が仕事をしていました。対応にあたった私服の人はシャツを外に出したラフな格好で、少しソン・ガンホに似ていました(そもそも非日常な状況なので、映画の中にいるような気もしました)。彼は親切にも瓶のオレンジジュースをくれ、書類を作ってくれた上で、バスターミナルに問い合わせてくれました。彼は「ある、ある(있어, 있어!)(訳としては「あった、あった」の方が自然ですね)」と叫んで、警察の車で私をバスターミナルに送ってくれました。車の中では、その日の朝熊本で起きた(現地のテレビでも大きく報道されていた)地震の話をし、さらに彼がワンピースのファンらしいこともわかりました。バスターミナルに着くと、警察の人は遺失物として保管されていた iPhoneを私に渡してくれました。「다행이에요(多幸=ラッキーですね)!」

前方後円墳!

ここからは旅行の最後の目的地、海南(Haenam)の前方後円墳に向かいます。
バスの切符は Namchang という莞島の本土側の「根本」まで買ったのですが、バスはそこで止まらず、海南市街まで行ってしまったので、路線バスで古墳群(龍日里龍云古墳群)がある「龍日入口」というところまで戻りました(そのほうが歩く距離は少なかったので結果オーライでしたが)。バスを降りたところにいたハルモニ(=おばあさん)と古墳を見に来たといった話をし、バス停の傍にあった古墳をまず見ました(これもちょっと前方後円墳ぽいかも)。



目当ての前方後円墳(海南長鼓山古墳)にもほどなくたどり着きました。かなり高さのある古墳です(長鼓型・前方後円墳としては地域最大とのこと)。

バス停からの景色












































帰りのバスを1時間以上バス停で座って待ちましたが、自転車で通りかかったおじさんが、バスはもう行ってしまったというので(バス停を無視して通過したらしい)やむなくタクシーをつかまえて海南へ戻りました(₩20,000)。海南のバスターミナルでは、公安に職務質問され、パスポートとクレジットカードをチェックされました(工作員ぽかったのでしょう :-)。近くにもう一つ前方後円墳があるのですが、いろいろ限界なので、そのまま高速バスで順天(Suncheon)市へ戻りました。順天のバスターミナルの近くの薬局で薬(総合整腸剤と芍薬の丸薬)を買いました(₩3,500)。


順天では2日前に Booking.com で予約してあった駅の近くのゲストハウスに泊まりました(ダブルのオンドル部屋一泊₩50,000)。

4月16日

日本国外でははじめて
見たかもしれない
シャワー洗浄便座
@金浦空港
順天駅からは麗水空港までバスがでています。Google情報を見ても路線がわかりづらいのですが、バス停に無料 Wifi の装置がついていてその場で Google 交通案内を確認でき、さらにバス停はバス接近情報表示装置が備えられているので、無事にバス(96番)に乗って空港に行くことができました(₩1,800)。予定より4時間以上早かったので、金浦行きも羽田行きもそれぞれ早い便にしてもらって日本に帰りました。

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