マケドニア語・ブルガリア語同時学習その10(動詞のアスペクトのペア)

目次

スラブ語の学習で動詞のアスペクトのペア(下記)に触れないわけにもいかないので触れておきます。

スラブ語の動詞は完了体と不完了体のどちらかに分類されるようです(同形のものもあるらしい...)。
『ニューエクスプレス+ブルガリア語』によれば、完了体は「動作全体をまとまりとして捉えるもの」で、不完了体は「始めと終わりを考えに入れず動作を進行中のプロセスとして捉えるもの」とのことです。

ブルガリア語では、不完了体の現在形は単文や複文の主文で使われ、完了体の現在形は複文の従属節で使われるようです(主文の現在形だとものごとが完了してないということですね)。また、同書§19の例文によると、過去における反復や継続を表す場合は不完了体動詞の現在完了を使うようです。

こちらの資料によると、マケドニア語では(ブルガリア語とは異なり)完了体の現在形と不完了体は、8つの接続詞などの後でのみ用いられるとのことです。口語では完了体の現在形は疑問文、否定文の中でも用いられるとも書いてあります。

セルビア・クロアチア語でも状況は概ね同じのようです。なお、ロシア語では完了体の現在形を主文で使うと未来を表すことになります。

アスペクトのペアという用語は、完了体の動詞があれば意味的に対応する不完了体の動詞があり、不完了体の動詞があれば意味的に対応する完了体の動詞があるということを指すようです。「ペア」というと対応が一対一のような気がするので紛らわしいです。実際には不完了体の動詞にいろいろな接頭辞をつけて別々の意味を持つ完了体の動詞を複数作り出せたりします。

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