マケドニア語・ブルガリア語同時学習その4(動詞の現在形)

目次

動詞の活用型と現在形

3カ国語とも動詞の活用型には(三人称単数形現在がどの母音で終わるかによって) a, i, e の3つの型があります。
というところまではよかったのですが、ある言語で a 型だったら別の言語でも a 型とはかぎらず、かなり違いがあるようです。
たまたま一致しているところで例を見てみましょう。
リンクは Wiktionary の活用表です。

a 型(帰す)

人称・単複マケドニア語ブルガリア語クロアチア語
1. 単vratɕamvrɐʃtamvratɕam
2. 単vratɕaʃvrɐʃtaʃvratɕaʃ
3. 単vratɕavrɐʃtavratɕa
1. 複vratɕamevrɐʃtamevratɕamo
2. 複vratɕatevrɐʃtatevratɕate
3. 複vratɕaatvrɐʃtatvratɕaju
※"tɕ":マケドニア語では k の上にアクセント記号がついた文字、クロアチア語では "ć"(「チ」の音に近いらしい)

なお、上記どの言語でも再帰代名詞 "se" をつけると自動詞化して「帰る」の意味になります。

i 型(学ぶ)

人称・単複マケドニア語ブルガリア語クロアチア語
1. 単utʃamutʃautʃim
2. 単utʃiʃutʃiʃutʃiʃ
3. 単utʃiutʃiutʃi
1. 複utʃimeutʃimeutʃimo
2. 複utʃiteutʃiteutʃite
3. 複utʃatutʃatutʃe

e 型(できる)

人称・単複マケドニア語ブルガリア語クロアチア語
1. 単moʒammogamogu
2. 単moʒeʃmoʒeʃmoʒeʃ
3. 単moʒemoʒemoʒe
1. 複moʒememoʒemmoʒemo
2. 複moʒetemoʒetemoʒete
3. 複moʒatmogatmogu


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