卒FITとV2H

2021年9月で10年間のFITから卒業となったため、電力買取業者の変更とV2Hによる昼間電力の蓄電を図りました。

V2H用のEVとして、性能的に評価がある東芝のSCiBバッテリー10.5kWを搭載した中古のミニキャブMiEVを4月末に注文し、6月初めに受領しました。

V2Hは、ニチコンのプレミアムモデルを県内の業者に(県からの20万円の補助金申請も含め)5月に依頼し、卒FITのタイミングで(9月初旬に)設置しました。

電力の新規買取業者は SMART-TECH で、買取価格は 11.5円/kWh です(後で12円のところがあるのに気づきましたが、現在の契約期間終了時に変更を再検討します)。

V2Hの設置後、充放電効率を調べてみると43%という数字が出て、昼間の電力を夜間使うより売電したほうが経済的かもしれないtで、一旦V2H放電を停止しました。

10月末にEVの定期点検で、使わないとモーター系以外の電装用に積まれている鉛電池が劣化すると言われ、あわてて?数キロ離れた公園までドライブして散歩しましたが、鉛電池のためにこんなことを繰り返すのも本末転倒かなと思いました。

(代理店から応答がないので)11月初めにニチコンに電話したところ、計測時の使用形態だと43%という充放電効率は内部資料の数字と一致するということでした。V2H機器が一定量消費する電力があるため、時間あたりの充放電電力量が少ないと効率が落ちるということのようです。

そこで、放電の時間帯を使用電力量が多そうな夕飯の時間帯に限定し、充電(余剰太陽光発電電力のみ充電する「グリーンモード」)も11:30-13:30に設定したところ、充放電効率が50%程度になりました。買電価格は第2段階料金で25.35円/kWh+再エネ促進賦課金3.36円/kWh=28.71kWhなので、充放電しても経済効果が見込まれそうということで、充放電を復活しました(電力消費量の低い月に充放電すると買電価格が第1段階料金19.85円/kWhになったりするのですが、それはそれで)。充電時には鉛電池にも充電されるらしいので、鉛電池の保護にもなりそうです(鉛電池の保全だけのために充放電するのも本末転倒です)。

2021年末の(EVの使用がない)10日間では充放電効率が約63%(放電26kWh、充電約41kWh)になっています。エアコンで電力消費が増えているためと思われます。充電は多い日では7kWh近く(残量3kWhぐらいで放電が停止するので、EVを使わない状況ではフル充電ですね)、放電は多い日で4.6kWhありました。

冬至近辺では日照が少なく、1月前半も寒さが厳しいと発電電力はエアコンに回るので、充放電は上記のような状況が続きそうです。3月に近くなると日照が増え、夜のエアコン使用は続くので、全体的な充放電利用が増えるかと思います。

エアコンを使用しない時期(4〜6月、10〜11月)は電力を全体としてあまり使用しないので、充放電利用と充放電効率が下がり、充電による鉛電池の保全も難しくなるという状況になると思われます。

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